「死」以外を治す?強力な抗炎症作用
チモキノン(Thymoquinone,TQ)はブラッククミンシード(ニゲラ・サティバ)の主要な生理活性成分です。
ブラッククミンシードは、古代エジプトにおいて極めて重要視されていました。
現在もその強力な薬理作用から近年注目されている天然化合物です。
慢性疾患における炎症反応におけるチモキノンの役割 – PMC
チモキノンの特異的な力
チモキノンの特徴は
- IRAK1阻害で炎症シグナル自体を弱める(希少な作用点)
- NF-κB強力抑制(IκB分解阻害+核移行ブロックのダブル)
- Nrf2の強い活性化(抗酸化防御をブースト)
です。
つまり、
- 炎症シグナルの入り口(IRAK1)
- 中央(NF-κB)
- 出口(炎症物質)
を同時に抑えることができます。
“チモキノンと全く同格の作用を持つ物質”は現状ほぼありません。
ただし
- クルクミン
- レスベラトロール
- EGCG
- ボスウェリン酸
- スルフォラファン
などは「チモキノン級に強い抗炎症物質」として並び称されることは多いです。
しかし、
TQのように炎症シグナルの3層(上流・中流・下流)に同時干渉するものは非常に少ないです。
炎症は、がん、自己免疫疾患、心血管疾患、神経変性疾患などを引き起こします。
チモキノンは人々の健康を内側から守り、バランスを整える「秘めたる天然成分」と言えるでしょう。
